はがきを出して上越に観光客を呼び込もうと活動する「ちりつも観光プロジェクト」が、来年の年賀状として使える「正月編」のはがき5000枚を作った。絵柄には、上越市寺町1の写真家寺尾昭人さんが撮影した高田城と上空の星空の写真を採用。2016年12月1日から、旧上越市内にある27の郵便局(簡易郵便局を除く)で無料配布される。
同プロジェクトは「ちりも積もれば山となる」の言葉の下、一人でも多くの市民にはがきを出してもらうことで上越の観光を発信してもらおうと活動している。絵はがきは年4回製作しており、活動は今年で6年目を迎えた。
今回のはがきは、写真家の寺尾昭人さんによる作品「ラッキー・スター」を裏面いっぱいに印刷する大胆な仕上がり。高田城と上空の星空を堪能することができる。写真には「じょうえつ賀正」の文字が踊るほか、来年2月に開かれる「レルヒ祭」や「灯の回廊」の告知文を掲載。上越出身で「郵便の父」として知られる前島密をモチーフにしたキャラクター「ひそかさん」もプリントされている。
はがきの表面には「年賀」の文字が印刷されているため、52円切手を貼れば年賀はがきとして使用することができる。お年玉くじの番号が印刷された「お年玉付年賀郵便切手」(1枚55円)も各郵便局で販売されている。
渡辺一二三会長(77)は「今後も皆さんに喜んでいただけるようなはがきを作っていきたい」と語している。