キャッシュカードだまし取られ442万円引き出される 上越市70代男性が特殊詐欺被害

上越警察署は2019年3月27日、新潟県上越市に住む70歳代の男性が、キャッシュカード2枚をだまし取られ、計442万円を引き出される、特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

同署によると、2月下旬頃、男性宅に弁護士事務所を名乗る男から「あなたは訴えられている。裁判を和解に持ち込むために、一旦、あなたの財産をないように装うので、キャッシュカードを取りに行く」などと電話があった。その後、弁護士事務所を名乗る若い女が男性宅を訪れ、キャッシュカード2枚を渡したという。口座からは3月中旬までに約30回にわたって計442万円が引き出されたという。

男性は返送されると聞いていたカードが戻らないことなどから同日、銀行に口座の凍結を依頼した。行員は特殊詐欺を疑い、同署に相談。署員が男性から詳しい状況を聞いたという。

同署は、特殊詐欺事件として捜査している。