バレーボールで東京五輪へ 上越総合技術高の新井雄大君が強化指定選抜に選出

新潟県立上越総合技術高校3年生の新井雄大君(18)がこのほど、2020年の東京五輪バレーボール強化指定選抜に選出された。2016年8月4日夜には、上越市西城町3のデュオ・セレッソで激励会が開かれた。所属するバレーボール部のチームメートから祝福を受けたほか、OBらから後援会の立ち上げが発表された。

激励会でバレーボール部のチームメイトから祝福を受ける新井雄大君(中央)
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新井君は身長188cm、体重86kg。跳躍力を生かした高い打点のスパイクが武器で、ジャンプの最高到達点は350cmと、現役フル代表の中でもトップクラスを誇る。

7月5日には、日本バレーボール協会による東京五輪強化指定選抜「Team CORE(チームコア)」の男子13人の枠に選出された。社会人や大学生も対象となった選抜の中で、新井君は全国で2人のみ選出された高校生のうちの1人となった。7月には、台湾で開かれた「アジアジュニア男子選手権大会」のバレーボールU-20(20歳以下)日本代表に選出され、自身初の国際大会を経験。持ち味のスパイクで日本の4位入賞に貢献した。

激励会では、U-20日本代表のチームウェアに身を包んで壇上に登場。同部チームメートやOBら約80人の前で「東京五輪に出場して、メダルを獲りたい」と力強くあいさつした。

同部元監督の中山宏さんは「新井君をオリンピックに送り出すための応援団を作らなければならない。経済的、精神的にも支えとなる団体を立ち上げる」と話し、同校バレーボール部OBや父母会などと協力して「新井雄大君をオリンピックに送る会」(仮称)を近日中に立ち上げることを発表した。

新井君は「応援してくれる人がたくさんいて、素直にうれしい。東京五輪までの4年は長いようで短い。技術を磨き、体を作って、東京五輪でメダルを獲りたい」と話していた。

意気込みを語る新井君
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