ハイジャンプで鐘鳴らす  9月2日から新プログラム うみがたりのイルカパフォーマンス

新潟県の上越市立水族博物館「うみがたり」は2019年9月2日から、イルカによるパフォーマンスに新種目を導入する。「リズム・オブ・ドルフィン」と題して、イルカがジャンプして鐘を打ち鳴らすなど、音楽に合わせて多彩なパフォーマンスを見せる。

11月22日までの秋のプログラムで、9月2日からの本番に先立ち、練習の様子が8月30日、報道陣などに公開された。

ジャンプして鐘を鳴らす新種目を披露
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新しい種目は、4.5mの高さに吊るされた鐘をジャンプして鳴らす「ハイジャンプ」と、水中から丸いステージの上に登って、勢い良く体を回転させる「ランディングスピン」。15分のショーの中で、音楽や観客の手拍子に合わせて、トレーナーとダンスしたり、ジャンプしたりしながら、披露する。

ステージ上で体を回転させる「ランディングスピン」
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練習では2頭がそれぞれトレーナーと息のあった動きを見せた。豪快なジャンプで鐘を打ち鳴らすと、来場していた観客は大きな歓声を上げていた。富山県黒部市から来た小学1年生の吉野響耶君(7)は「うみがたりは初めて。イルカが最初と最後の2回、ジャンプして鐘を鳴らしてすごかった」と話していた。

トレーナーの山形寛直さん(34)によると、新種目は、イルカの普段の自由な遊びや行動の延長で考案しているという。山形さんは「イルカが楽しんでいる様子を見て一緒に楽しんでもらいたい」と話していた。

パフォーマンスは、平日は1日3回、土日曜・祝日は4回行われる。