新潟太陽誘電が新工場4号棟建設へ 立て続けの大型投資150億円 3号棟は今日しゅん工

新潟太陽誘電は(本社・新潟県上越市頸城区上吉、山田英夫社長)は2019年1月28日、新工場4号棟を建設すると発表した。3号棟は今日1月29日にしゅん工式で、IoT(モノのインターネット)や自動運転などによる旺盛なコンデンサー需要を背景に、立て続けの大型投資となる。2020年4月のしゅん工予定で、投資規模は約150億円。2年間に約200人の正規雇用を予定している。

4号棟の完成予想図(太陽誘電提供)
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新潟太陽誘電は、太陽誘電(本社・東京都中央区、登坂正一社長)の子会社で、小型大容量積層セラミックコンデンサーの生産拠点とし2007年に上越市に設立された。2015年には第2号棟、2019年に3号棟を建設。2号棟、3号棟とも投資規模はいずれも100億円の大型投資だった。

電装化、電子制御化が進展する自動車向けや第5世代移動体通信(5G)などを背景に積層セラミックコンデンサーの需要拡大が見込まれることから、今回4号棟建設を決めた。

4号棟は、延床面積32000平方m、建築面積17000平方m。2019年6月の着工、2020年4月しゅん工予定。

新潟太陽誘電の従業員数は昨年3月末で608人。4号棟完成から2年程度の間に約200人を採用する計画だという。

新潟太陽誘電の場所

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