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こんにちは、タイヤショップ「セカンドオプション」代表の今井です。あの(自称)革命家の今井です。
早いものでタイヤ屋も2020年冬シーズンが始まっています。
昨年は雪があまりに少なかったためか、例年よりスタッドレスタイヤを夏の間履きつぶした人が多い印象です。
今回、お買い得なタイヤがあり広告を出すことにしたのですが、上越タウンジャーナルさんからは、「あえて広告っぽくしないで長文でもいいので思いを伝えて」と言ってもらいました。タウンジャーナルからスマホに通知が来て「広告」ってあると、「また広告か」って思うじゃないですか。だから一応最後にキャンペーンのお知らせはしますが、「読者のためになる」的な内容にします。多分。
題して「後悔しない! 間違いだらけのタイヤ選び」
モータージャーナリスト、故・徳大寺有恒さんの著作のタイトルを拝借して、他の店には言えないタイヤ選びのコツを書いてみます。最後までよろしくおつきあいください。
売る側の脅しに乗るな!
この時期になるとよくお客様から、他店で「このタイヤだと古くて危ない」とか「もう限界ですよ」と言われて心配になったという相談があります。
うちから見るとまだまだ十分使えるタイヤの場合が多く、そういう方には来シーズン以降検討するなり冬になって使ってみてから判断しても遅くないよと説明しています。
タイヤ販売は冬シーズンが一番の書き入れ時です。
そのためお店によっては脅かすようなことを言ってどうにかタイヤを売ろうとするところがあるようです。
今までで一番驚いたのは、前年買ったばかりのタイヤで溝もほとんど減っていないのにもかかわらず「危ないから交換したほうがいい」と言われた方が来店したとき。ひでえな、おい。
タイヤ側面には製造年週が刻印されていますが、それを古さの根拠にする店もあるようです。また、古いタイヤは固くなるということで硬度計を使用して劣化の根拠としているところもあります。
うちはシンプルに「残り溝」を重視します。
溝が残っていればちょっと古くても使えます。今どきのタイヤはよくできているので、昔みたいにすぐカチカチにはなりません。タイヤは結局使い方と保管の仕方で劣化の仕方は違うのです。
そもそもうちは中古タイヤも扱っているわけで、製造年を根拠にしたら中古タイヤなんて売れませんねえ。
さて脅かし商法ですが、女性だと特に危ない。女性は車に詳しくないという前提で脅かしてきます。
そのまま勢いに押されて成約してしまうと高い買い物をさせられてしまうことがあります。脅かすようなことを言われたら、「帰って家の人に相談してみます」と言ってその場は切り抜けましょう。
売り文句に騙されるな!
タイヤ販売店はタイヤを売る際にいろいろ美辞麗句を並べ立てます。
それは話半分に聞き流してください。
そもそもスタッドレスタイヤの性能は、タイヤそのものに加えて雪道の状態や運転の仕方によって一概に判断できるものではありません。
もちろん、このメーカーは凍った路面に強い、この銘柄は長持ちする、など特性はあります。
ただ、あまりにも売りたい気持ちが先に立つような営業トークは話半分で聞くのが得策です。だって、売る側がすべてのタイヤをすべての環境下で試したわけじゃないんですから。うちだって同じです。
結局のところ、いろいろなメーカーのタイヤを扱い、実際にいくつかは自分で使ってみて、さらにお客様のタイヤの使い方、減り方を分析することで経験値を積み、それをお客様にフィードバックすることしかできないのです。
餅は餅屋。タイヤ屋の差はその経験値の差です。
僕たちはタイヤを売っているのではなく、タイヤ屋としての経験を売っているのです。カタログの内容を伝えるだけのタイヤ屋にはなりたくありません。
ただ、それでもやっぱり経験以上のことはお伝えできません。
だからこの記事も全部を信じないでください。
高級車に乗るならケチるな!
さて次はただの愚痴です。
当店は持込組み替えサービスをやっています。
その立場で言うのもおかしな話なんですが、いい機会なので書いておきます。
持込組み替えというのは、元々車にある程度は詳しくて自分の車に責任を持てる人が、タイヤの組み替えだけはタイヤチェンジャーがないからできないので依頼するというイメージで始めたサービスです。
例えると、家にリジッドラック(いわゆる「馬」)が4つあって車を自分でジャッキアップして何かしら作業ができるような人。
ところが蓋を開けてみると、「車には詳しくないけど単にネットだと安いから」という人が多い。はっきり言いますが、タイヤもネットのほうが安いのは当たり前です。タイヤを売る側からすると複雑な気持ちですけど、サービスでやってることですしそこはいいんです。
ただやっぱり安いだけで買うからサイズを間違えたり、溝がない中古を持ってこられたり、結構いろいろなことが起きます。
何より問題は外車や高級車に乗っている人が持込組み替えを依頼してくること。
持ち込まれるタイヤは両極端で、ネットだから安かったという、うちでは絶対買ってもらえないような高級タイヤか、安い海外製のタイヤのどちらかです。
9年間商売をやる中で「こんな高いクルマ乗ってるのにアンバランスだなあ」と常々思います。
別にうちじゃなくていいんです。
値段の高いクルマに乗ってる人は、それ相応のお店で相応のお金を払っていいタイヤを履くべきです。それが高級車に乗る意味です。
かつての自分の経験から言いますが、貧乏人が見栄で外車や高級車に乗るのはダサいです。逆にお金持ちがケチったら経済が回りません。
高級車にはふさわしいタイヤと、ふさわしい「買い方」があるのですよ。
これ読んでカチンと来た人はうちに来なくていいです。
ニューモデルは高いから売れない!
さて、今日の本題。タイヤのモデルチェンジのお話です。
当店の国内メーカースタッドレスで人気があるのが「ダンロップ WINTER MAXX(ウインターマックス)」です。
福山雅治さんがCMをやっているタイヤですね。
彼は僕の2か月年上ですが早生まれなので学年はひとつ上です。
ウインターマックスは2012年8月に発売された初代の「01(ゼロワン)」から代を重ね、今年8月に3代目のモデルとなる「03(ゼロスリー)」が発売されました。
ダンロップのスタッドレスタイヤは従来「効き」「持ち」「ほどほどの価格」とのバランスが良くとても売りやすいタイヤでした。
ところが先代の「02(ゼロツー)」は価格が高めの設定となってしまいました。発売したときはその価格に「この値段で誰が喜んで買うんだ!?」とスタッフと話したくらいです。
だから当店では02は昨年まで1本も売れたことがありません。値段が高すぎるんだもの。そりゃ誰も買いませんよ。
そして今シーズン、ついに氷上性能特化がウリの3代目03が発売されたわけですが、やはり価格は高めに設定されており、当店では今シーズンは1本も売れないことでしょう。
型落ちモデルが狙い目!
家電製品でもわかるとおり、最新モデルは最新技術が投入されている分価格は高いものです。
…というタテマエにしないとメーカーはやっていけないようです。
でもそれをすべての消費者が買えるわけがありません。
そこに「型落ち」モデルの存在意義があります。
タイヤも同様で、たいていはひとつ前のモデルを廉価モデルと位置づけ、それまでより値段を落として販売します。
チラシでも正直に書きましたが、昨年2019シーズンの当店の場合02が1本も売れませんでした。高いので売る気もなかったんだけどね!
ラインナップが02と01しかなかったため、とても売りづらかったです。結果として01ばかり売ってました。
そして今シーズン。
03の発売によって、ついにというか、ようやく02の値段が下がりました。
あわせて01が廃番となり、なくなったら終わりです。
3世代のラインナップが並ぶときはチャンスです。
今回、02をびっくりするくらい良い条件で仕入れられることになりました。
当店は小さい店なので在庫を持たず「ご成約の後発注」としているのですが、今回ばかりは社内で「安いうちに事前に確保しておいたほうがよい」という話になり、ついにロットで仕入れることにしました。それほどお買い得なのです。なにしろスタッフが自分で既に一組買ってしまったくらいくらいです。
当然01はさらに安くすることができ、「だったら02と01でキャンペーンをやってみようか」となったわけです。03は最初から売りません。どうせ売れないし。
02の特価分は数量がなくなると通常価格の3万8800円になってしまいます。実は今回の卸価格を別のタイヤ卸屋さんに話したところその安さに驚いていました。いわく「それをうちが買って売りたい…」とのこと(笑)
同業者も驚くこの価格。早い者勝ちです。
やさしい運転を!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
実は「タイヤ選び」の話、書きたいことの半分しか書けませんでした…。
ですので、もし続きを読みたい方はぜひセカンドオプションか上越タウンジャーナルに「続編希望」をお寄せください。また続きを書くかもしれません。
最後に。
身も蓋もないことを言いますが、最終的にスタッドレスの性能を決めるのは「あなたの運転」次第なのです。どんな新しい高性能タイヤであっても、スピードの出しすぎや「急のつく運転」をすれば止まるところで止まらないのは当たり前です。
シーズンはじめの朝には必ず国道18号バイパスで事故がありますよね。田んぼに落ちる車もいるでしょう。
くどいほど言いますが、「やさしい運転」が安全で楽しい雪道ドライブの秘訣なのです。OK?
…こういうお説教をさんざん聞かされて喜んでる(?)うちのお客様ってホントえらいわ…。
キャンペーン概要
ダンロップ WINTER MAXX 数量限定 イマダケ!キャンペーン
サイズ:155/65R14
ダンロップ WINTER MAXX 02 155/65R14 2020年製
イマダケ!キャンペーン特価
4本セット 3万2800円(工賃・税込み)
※キャンペーン数量終了後は通常価格38,800円となります。
ダンロップ WINTER MAXX 01 155/65R14 2019年製
イマダケ!キャンペーン特価
4本セット 2万7800円(工賃・税込み)
※廃番のためなくなり次第終了となります。
※価格はタイヤ4本の組替工賃と消費税を含んだ「オール込み」となっています(バルブ交換のみオプション)。
※創業以来の「タイヤ購入で脱着、廃タイヤ処分料無料サービス」も継続中。廃タイヤ処分料は年々値上がりしているためお得です。
問い合わせはセカンドオプションまで。
営業時間は平日午前9時〜午後6時。土日祝日午前10時〜午後6時。年末まで無休。
電話 025-520-7033。かなりの確率で今井が出ます。
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