上越市で核のごみ処分地の対話型全国説明会 9月8日開催

原子力発電所の使用済み核燃料から出る「高レベル放射性廃棄物(核のごみ)」の地層処分を行う処分地の選定に関連し、経済産業省と原子力発電環境整備機構(NUMO=ニューモ)は2019年9月8日、全国各地で開催している対話型説明会を新潟県上越市新光町1の上越文化会館中ホールで開く。

核のごみは、ガラスで固め地下300mより深くに埋め地層処分することが法律で定められているが、処分地の公募に応じる自治体はなく選定作業は進んでいない。

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経産省は2017年に、日本地図に処分場としての科学的適正を4段階の色で示した「科学的特性マップ」を公表。県内は下越地域の多くが「輸送面でも好ましい地域」または「好ましい可能性が高い地域」に分類され、旧上越市の中心部も「輸送面でも好ましい地域」に分類されている。

マップの公表後、経産省とNUMOは、地層処分について国民が理解を深めることを目的に少人数のグループ質疑を交えた対話型説明会を全国各地で開催している。県内では昨年7月に新潟市で開催された。

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説明会の時間は午後1時30分〜同4時。参加には申込みが必要。9月5日までにNUMOのホームページから申し込む。問い合わせはNUMO広報部03-6371-4003

説明会は2017年に、委託先が謝礼を払って学生を動員させていたことが問題となり、運営方法を変更している。

原子力発電環境整備機構(NUMO) https://www.numo.or.jp/