高田公園の桜咲き始める 上越市高田の最高気温23.2度

新潟県上越市は2018年3月29日、高気圧に覆われて最高気温23.2度を記録し、5月下旬並みの陽気となった。同市高田は4日連続で最高気温が20度を超え、連日の暖かさで同市本城町の高田公園のソメイヨシノが咲き始めている。

咲き始めた高田公園の桜(3月29日、高田公園陸上競技場付近)
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同公園では4月6日に第93回高田城百万人観桜会が開幕する。日本気象協会が3月28日に発表した桜の開花予想によると、高田公園の開花は4月2日、満開は6日とされているが、暖かい日が続き、29日には同公園のあちこちのソメイヨシノの花が開き始めていた。主に高田公園陸上競技場北側の県道沿いや、忠霊塔前広場周辺に植えられているソメイヨシノは、1つの木に数輪の花が咲いているのが確認された。

同公園のソメイヨシノの開花確認は、忠霊塔前にある樹齢約100年の調査木で行われているが、今日29日は開花宣言されなかった。園内の桜の保全や観察活動などを行っている環境ボランティアグループ、エコ・グリーンと観桜会を主催する上越観光コンベンション協会が調査木に5、6輪以上の開花を確認すると宣言される。

この観測と1953〜2007年の気象庁による観測を通算すると、高田の桜が最も早く開花したのは2002年と2004年で、開花日は3月30日。2002年は会期が3日前倒しされ、露店の営業を3月30日からに早めた。また2009年にも開花が早まるとして開幕前の3月31日からぼんぼりを点灯した。

上越観光コンベンション協会は「今のところ、予定通りの6日開幕で関係者と準備を進めている。桜の開花状況によっては対応を検討したい」としている。