新潟県上越市の「大和2丁目・上越妙高駅と共に歩む会」(前川正治会長)は2016年10月15日から、北陸新幹線の上越妙高駅東口で「雪と光のページェント」と銘打ったイルミネーションを実施する。来年2月28日までの期間中、樹木に取り付けた8300球のLED電球を点灯させ、駅周辺をライトアップする。点灯時間は午後5時から11時。
同会は大和2の有志市民約50人で構成され、大和5にある上越妙高駅のにぎわいを創出し、地域の魅力を発信しようと活動している。駅の開業時には甘酒や折り鶴を配布し、1周年イベント時には赤飯の振る舞いなどを行ってきた。現在は80を超える企業や団体、個人が協賛している。
今回のイルミネーションは、今年3月から構想を練ってきた。事業費のほとんどを企業や団体などの協賛により調達し、一部を市の地域活動支援事業でまかなっている。駅東口にある15本の桜の木にLEDライトを取り付けて実施する。季節ごとに点灯パターンを変更し、降雪期には舞い散る雪とイルミネーションの光で、上越の玄関口を神秘的に彩る。
初日となる15日には、午後4時から東口で点灯式を開く。高田本町商店街のピーアールアイドル「がんぎっこ」のステージや、大和小学校のマーチングバンド演奏などが予定されている。
5日に行われた試験点灯では、地域活性化を願う会員らの思いを乗せたLED電球に明かりが灯り、夕暮れの上越妙高駅を華やかに演出していた。
前川会長は「上越妙高駅を訪れる人にイルミネーションを楽しんでもらって、駅周辺を活性化させたい」と話していた。