頸城区で10月5日夜、強風で木が倒れ店舗兼住宅を直撃

台風18号の影響で、新潟県上越地方は2016年10月5日夕方から強風に見舞われた。上越市頸城区では強風で木が倒れ、店舗兼住宅を直撃したが、けが人はなかった。

上越市高田では5日午後11時58分、最大瞬間風速23.8mを記録した。翌6日には、午前0時9分に最大瞬間風速25.1mを記録するなど、日付のまたがる頃が一番風が強かった。

上越市危機管理課の6日正午のまとめで、頸城区の店舗兼住宅など建物被害は6件、公共施設被害は8件、倒木などの被害は36件だった。

倒木被害があった頸城区の店舗兼住宅
強風被害1

根本から折れたドングリの木
強風被害2

このうち頸城区では、5日午後11時50分頃、花ケ崎の建築業伊東伸治さん(62)方の店舗兼住宅の下屋部分に、高さ約20m、直径約50㌢のドングリの木が倒れた。伊東さんは「ドカーンというごう音。今まで聞いたことのないような大きな音で目が覚めた」と状況を話す。外に出ると、木が根元から折れ、自宅側に倒れていたという。倒木により、「電話が通じずにテレビも映らなかった。午前3時前には雨漏りも始まった」と話す。発生当時、家族4人が家にいたが、けが人はいなかった。