栄養豊富な日本海で育った巨大ヒラメ うみがたりで展示中

新潟県上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」で、体長約90cmで重量10.8kgになる巨大ヒラメが展示されている。タッチングプールの中を悠々と泳いでいる。

上越近海でよく見られるヒラメは、通常十分に成長しても体長40cmほどだが、今回展示されているのはその2倍以上。直江津の漁業関係者が日本海に面した同館の沖で漁獲した。

うみがたりの担当者によると大きく育った理由として、日本海が栄養豊富で外敵からも身を隠しやすい環境であることなどが考えられるという。

通常サイズのバケツと比べてもかなりの大きさ
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巨大ヒラメは1階タッチングプール内で通常サイズのヒラメなどと一緒に展示されている。じっとしていることが多く、砂をかぶって隠れていることもあるというが、運が良ければ泳ぐ姿やえさを食べる様子を見ることができるという。担当者は「食卓に並ぶ大きさとの違いを実際に見て、ここまで大きく育つことができる日本海の豊かさを知ってもらえれば」と話している。

タッチングプールは新型コロナウイルス感染予防のため入水休止中。展示は通年行われる予定だという。午前10時から午後5時まで。

▽上越市立水族博物館「うみがたり」 http://www.umigatari.jp