上越市吉川区川谷で300mにわたる大規模土砂崩れ 県道寸断 生活に支障

新潟県や上越市によると、同市吉川区川谷で約300mにわたる大規模な土砂崩れが起きた。県道が寸断された先には集落があり、大島区側からの迂回路があるものの生活に支障が出ているという。

市によると2022年3月16日朝、県道大潟高柳線が大量の雪混じりの土砂でふさがっているのを住民が見つけた。ふさがれた先の上川谷には2世帯3人が住んでいる。

県上越地域振興局によると、雪混じりの土砂は県道南側の山が崩れたもので、県道を約110mにわたってふさぎ、斜面沿いに約300m広がっている。土砂は雪混じりで二次災害の危険もあることから、県は天候を確認しながら慎重に被害状況の把握を進めている。

雪混じりの土砂は斜面沿いに300m広がり、県道を110mにわたってふさいでいる(写真・上越市地域おこし協力隊の三輪芳和さん提供)
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上川谷に夫婦で暮らす女性(78)は「夫は退院してきたばかりなので、迂回路を通ると通院や買い物などにはとても時間がかかり困っている」と話している。

今回の現場付近では2005年6月にも大規模な土砂崩れがあり、復旧に約1年半を要したという。

土砂崩れの現場