自宅で雪かきをしていた85歳男性が死亡 用水路に転落か

2017年2月12日午後1時52分頃、自宅前で雪かきをしていた新潟県妙高市志の田中文市さん(85)が行方不明になったと、家族から消防へ通報があった。警察と消防が付近を捜索したところ、田中さんは午後2時45分に自宅から約350m下流の用水路脇で心肺停止の状態で発見され、妙高市内の病院に搬送されたが、午後3時36分に死亡が確認された。死因は凍死。

田中さんが転落したとみられる自宅近くの用水路(2月13日午前8時45分頃撮影)
転落場所2

妙高警察署によると、田中さんは午前10時30分頃から自宅の前で雪かきをしていたという。その後、昼になっても戻らず、田中さんが雪を捨てていたとみられる用水路の付近でスノーダンプが発見されたことから、家族が消防に通報した。

用水路の幅は約60cmで、深さは約20cm。この日の水の流れは、人が流されてしまうほど急だったという。田中さんは発見時、全身が水に濡れていたといい、用水路に流された可能性もあるという。周辺には約130cmの雪が積もっていた。