希少な白いアマガエル 上越科学館で展示 上越市内で発見

新潟県上越市下門前の上越科学館は、2019年6月26日から白いニホンアマガエル2匹を展示している。上越市内の田んぼで見つかったもので、突然変異でメラニン色素が作れない珍しいアルビノの個体という。

上越科学館で展示されているアルビノのニホンアマガエル
ニホンアマガエル3

同館によると、両生類のアルビノは体の色が白色または黄色で、目は赤色をしているのが特徴。展示している個体は黄色っぽい色だ。天敵に狙われやすい色であることから、自然界では生きた状態の個体は非常に珍しいという。

20日に同市稲田1の中央農業研究センター北陸研究拠点の試験ほ場でセンター職員が発見した。展示初日の26日は手足があるもののまだオタマジャクシの状態で水槽の水の中を泳いでいたが、27日になって変態が進んだ。尾はあるがカエルのようになり、主に水槽のガラスにへばりついている。体長は尾の部分を含めて約3cm。

目は赤い色をしている
ニホンアマガエル1

上越科学館の佐藤直樹副館長は「なかなか見る機会がないので、ぜひごらんください」と話している。30日まで開催している「うきうきケロケロ カエルランド」内で展示中。場所は特別展示室。

上越科学館 https://jscience.jp/news/detail.php?id=59

上越科学館