2016年5月6日正午頃、新潟県上越市東本町1の信号機付きの十字路で、軽自動車2台が出合い頭に衝突し、このうち1台が横転する事故があった。近隣住民によると、この交差点では、一方の車が赤信号を見落として交差点に突っ込む事故が何度も起きているといい、近く住む男性は「魔の交差点で、なんとかしてほしい」と話していた。
現場は、上越大通りから東本町小学校前を通って本町に向かう道路と、大町通りとの交差点。十字路で信号機もある。次の写真は今年3月23日に起きた事故の様子で、今回の事故と見紛うばかりのほぼ同じ状況だ。なぜ同じ場所で同じ事故が起きるのか。
近所の複数の住民によると、東本町小前の道路を走ってくる車が赤信号を見落とすのだという。運転者の注意は、その先にある本町通りとの交差点の信号に行き、手前にある信号を見落としがちになるのだという。また現場は、昔ながらの雁木が連なっていて、交差点があるように見えないのも一因だという。
近所の住民の一人は「事故にはならなかったが、交通量が少ない時間帯に赤信号を無視して突っ込んでくる車を何度も見た。通学路でもあるので、道路に何か表示して注意を促すなどの対策をしてほしい」と話していた。
上越警察署によるとこの交差点では昨年4月から今回を含め3件の事故が起きている。