除雪車とダンプがタッグで作業 高田地区の排雪始まる 作業順調 完了早まる可能性も

新潟県上越市高田地区35町内で一斉雪下ろしが終わり2021年1月25日から、各所で排雪作業が始まった。雁木や屋根から下ろされた道路の雪が、大型ダンプによって順調に運び出されている。市によると作業は順調に進んでおり、作業期間は予定より短縮される可能性が出てきた。

南本町3の雁木通り
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一斉雪下ろしは今月の記録的大雪を受け、9年ぶりに実施された。総延長22km、3000世帯が対象となり、住民や業者が雪下ろしに汗を流した。市によると23、24日の2日間の作業でけが人は報告されていない。

排雪作業初日の25日は、5つの業者が13班を編成し、ロータリー除雪車や除雪ドーザーなど28台、ダンプ97台が作業した。南本町や東本町などで朝から開始。通行止めにした道路に積み上がった雪山を、ロータリー除雪車が砕いて大型ダンプの荷台に吹き飛ばすと、雪を積んだ大型ダンプが雪捨て場に運搬した。現場はダンプが行き交い、雪を運ぶ作業が何度も繰り返された。

東本町2
20210125排雪東本町

一斉雪下ろしに参加した住民らも雁木や自宅の軒先で見守り、南本町3の主婦(63)は「やっと排雪をしてもらってありがたい。助かりました」とほっとした様子で話していた。

同日正午時点で総延長22kmのうち7.5kmで排雪作業を完了した。市は25日からおおむね5日間で排雪作業を終えるとしているが、作業は順調に進んでおり、予定より早まりそうだという。同日開かれた大雪災害対策本部の後、村山秀幸市長は「一日も早く交通規制を解除できるよう取り組んでいる。排雪作業を早く終わらせるため、家の敷地内の雪を道路に出すことや、路上駐車はやめてほしい」と話した。

また市は排雪作業の進ちょく状況や作業が終了し交通規制が解除された区間などについて、随時ホームページで公開している。

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