桜色のぼんぼりで会場彩る 高田城址公園観桜会の準備着々と

「第96回高田城址公園観桜会」が開かれる上越市本城町の高田城址公園で、会場を彩る桜色のぼんぼりの設置作業が始まっている。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公園内での飲食や宴会などは中止となるが、ぼんぼり点灯やライトアップは例年通り実施される。会期は4月1〜15日。

ぼんぼりを支柱に取り付ける作業員(2021年3月16日午後)
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公園内では現在、観桜会に向けて、露店の設営や電気工事などの準備が着々と進められている。ぼんぼりの設置は3月15日から開始。主催する上越観光コンベンション協会によると、支柱の上に取り付ける「立ちぼんぼり」と、柱と柱の間につるす「つりぼんぼり」など計約3000個を設置する。

16日、設置業者が立ちぼんぼりの取り付け作業を行った。極楽橋近くの歩道では、堀側の手すりに針金で支柱を固定し、その上にぼんぼりを取り付けていった。業者の男性は「新型コロナの影響で暗い空気があるが、桜が咲くと自然に上を向いて歩くようになる。皆さんに元気を与える手伝いができれば」と話していた。設置作業は3〜6人で来週いっぱい行う予定だという。

ぼんぼりの点灯や高田城三重櫓のライトアップは、会期中の毎日日没から午後9時まで実施する。今年は感染対策のため、パレードやステージイベントなどは中止し、会場での飲食禁止のため飲食物の露店はテイクアウト限定となる。

同協会の担当者は、「消毒液や注意喚起看板の設置など感染対策を講じて開催する。マスクの着用など一人一人が気を付けた上で桜を見ていただけたら」と話している。

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