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豊臣秀吉の晴れ舞台描いた「御所参内・聚楽第行幸図屏風」 3年ぶりに展示 上越市立歴史博物館

3か月前

新潟県上越市本城町の同市立歴史博物館で2019年4月1日から、市内では3年ぶりに「御所参内ごしょさんだい聚楽第行幸図屏風じゅらくだいぎょうこうずびょうぶ」が展示されている。豊臣秀吉が京都に造営した聚楽第に後陽成天皇が行幸する様子を描いた豪華な左右2枚の六曲一双の屏風で、天下人となった秀吉の一世一代の晴れ舞台を広大な画面に再現している。折しも5月1日には皇太子さまの天皇即位という慶事も控え、皇室にも関連する見応えのある展示だ。

市内では3年ぶりの展示となる「御所参内・聚楽第行幸図屏風」(左隻)
屏風

2008年に発見 エルミタージュでも展示

屏風は2008年に上越市内の個人宅で発見され、全国的に注目を集めた。以来、名古屋や米沢、東京、京都などの各地で公開されたほか、2015年にはロシアのエルミタージュ美術館とプーシキン美術館でも展示された。

上越市での展示は3年ぶり

同館は昨年、総合博物館から歴史博物館にリニューアルし開館したが、屏風の展示は、総合博物館の最後の企画展「大収蔵品展FINAL」以来3年ぶりとなる。歴史博物館となったことと、高田城百万人観桜会の開幕で同館のある高田公園に大勢の人が訪れることから、「逸品展示」として特別公開している。

天下人秀吉の一世一代の晴れ舞台描く

聚楽第は秀吉が政庁兼邸宅として造営し、後陽成天皇は完成後まもなくの1588年(天正16年)に行幸している。屏風の左隻には聚楽第から天皇を迎えに出立した秀吉の行列が、右隻には聚楽第に向かう後陽成天皇の乗る、屋根の上に金色の鳳凰の飾りをつけた鳳輦ほうれんが描かれている。天下人となった秀吉が自らの邸宅に天皇を迎えるという一世一代の晴れ舞台で、最新の研究では江戸時代の17世紀後半の作とされている。

聚楽第に向かう後陽成天皇の鳳輦が描かれた右隻
右隻

同館では「久しぶりの展示になるので、ぜひご覧ください」と話している。

展示は6月30日まで。観桜会期間中の開館時間は午前9時〜午後7時、観桜会終了後は午後5時まで。観覧料は一般500円、小中高校生250円。市内の小中学生は無料。観桜会とゴールデンウィーク期間は無休。

上越市立歴史博物館 https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/museum/2019ippinntennji.html

上越市立歴史博物館