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上越市高田の密集市街地で延焼防止訓練 糸魚川大火教訓に消防署と消防団の連携確認

3年前

上越地域消防事務組合と新潟県上越市の消防団は2017年3月26日、店舗などが密集する同市仲町や本町の市街地で、火災防御訓練を実施した。昨年末の糸魚川市の大火を教訓として強風による延焼を想定し、住民の避難、救出、延焼防止などを確認した。

本町と仲町の間の儀明川付近を火災現場にみたてて放水した
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昨年12月22日の糸魚川市の大火は、木造の建物が密集した市街地での火災で、強風による飛び火で被害が広がった。この大火を教訓に上越市の市街地での延焼防御体制を確認しようと実施した。消防は上越南署、上越北署、高士分遣所から約40人、市消防団は、高田地区の密集地などを担当する第1〜4分団の約40人が参加した。

訓練は、仲町4の雑居ビル付近から出火し、強風で南側の建物に延焼したとの想定。火災の状況を把握するため近隣のビルの屋上に配置した消防署員からの情報も参考にしながら、現場本部が延焼阻止線、飛び火警戒線を設定。消防署員たちは火元の消火やはしご車のよる救助、本町方面への延焼を防ぐための水膜の展開などを行い、消防団員たちは周囲への延焼防止のための放水などを担当。両者が連携して消火と延焼防止に取り組んだ。住民への避難呼び掛けやはしご車による高所からの放水なども行った。

はしご車での救助訓練
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訓練を指揮した上越南消防署の石原克英署長は「強風と乾燥という気象条件が重なれば大火になる。いかに多くの消防力を早期に投入できるかが大切で、今回は密集地における火災防御を確認でき、消防団と連携した有効な訓練ができた」と話していた。