オーレンプラザにもストリートピアノ 11月まで毎月第4土曜に設置

新潟県上越市本城町の市民交流施設「高田城址公園オーレンプラザ」のエントランスに2020年8月22日、誰でも弾けるストリートピアノが登場した。初日は次から次に演奏する人が現れ、館内に優雅な音色が響き渡った。11月まで毎月第4土曜に設置される。

ピアノの周りには鑑賞用に椅子やソファが間隔を空けて置かれている
20200822オーレンピアノ(予備)

ピアノは同館のスタジオに設置されている「ヤマハグランドピアノS6B」。岩野俊彦館長は「日頃から市民の交流の場として運営している施設なので、色んな人に集って楽しんでもらおうと設置した」と理由を語る。

無料で誰でも弾けるが、混雑を避けるため、1回15分程度で事前申し込み制となっている。初日の22日は事前に15組からの予約があったほか、当日訪れて空いている時間に予約を入れていく人もいた。

弾き初めを務めたのは上越交響楽団の稲田由佳さんで、チェロ奏者とともに「白鳥」「星に願いを」などを披露した。ピアノの周りの椅子に座る人や、館内に入ってきた人は、軽やかな音色に聴き入り、曲が終わる度に拍手を送っていた。

弾き初めを務めた上越交響楽団の稲田さん(左)はチェロとの二重奏を披露
20200822オーレンピアノ

演奏後、稲田さんは「空間に気持ち良く音が広がって良かった。今後も空いていたら弾きたい」と話した。岩野館長は「上手い下手は関係ないので、気軽に弾いてほしい」と話している。

連弾や弾き語りのほか、他楽器とのコラボも可能だが、ほかの利用者の迷惑となる大きさの音が出る楽器は利用不可。新型コロナウイルス対策として、ピアノそばに消毒液を設置し、演奏前後の手指消毒を呼び掛けている。

次回実施日は9月26日。午前10時から午後6時まで。演奏申し込みは同館025-525-1311。空いていれば当日でも事務室で申し込める。

上越市内では、上越妙高駅西口光のテラスにも今月10日からストリートピアノが設置されている。

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