なにかいいことあるかも? 上越市の上空に鮮やかな「彩雲」

2017年6月9日午前10時30分頃、新潟県上越市滝寺の越野さん(女性・32歳)が、雲が虹色に輝く気象現象「彩雲(さいうん)」を撮影した。特に珍しい現象ではないが、昔から瑞雲や慶雲と呼ばれ、良いことの前兆とされている。

吉兆だとされる彩雲(9日午前10時30分頃撮影=越野さん提供)
彩雲

越野さんによると、自宅で洗濯物を干しているときに発見し、スマートフォンで撮影した。当日は晴れていたが、北東方向の斜め45度ぐらいの高さに薄い雲があり、そこが虹色に輝いていたという。「今まで見たことがなく、水色やピンク色などに輝いて、とてもきれいだった。綿あめみたいに薄い雲だったが、30分後には消えていた」と話す。

新潟地方気象台によると、「雲と、太陽と、見ている場所の位置関係で起きる現象で、虹と同じ原理。薄い雲のときに起きやすい。条件がそろわないと見られないが、それほど珍しい現象ではない」という。