新潟県上越市仲町4の雁木通りにある町家を活用した自家焙煎のコーヒースタンド「DIGMOG COFFEE(ディグモグコーヒー)」が13日、オープンした。同市出身のイラストレーター大塚いちおさん(51)の店で、同氏が考案した上越妙高駅のお出迎えキャラクター「ウェルモ」が店長となり、人々を温かく迎えている。
高田出身で、小中学校時代はよく町家に住む友達の家で遊んだという大塚さん。しかし上京して以来、久しぶりに帰省すると、人が少なくなり、友達も別の家に引っ越しているなど、寂しい印象を抱いたという。「高田は駅前が便利な街。そこに何かできないかと思い、気軽に飲めるコーヒーがちょうどいいコミュニケーションツールになり、街の魅力が膨らむと考えた」と思いを語った。
元は足袋問屋だった築150年、約180平方mの町家の土間約30平方mを改装し、店舗として活用した。コーヒースタンドは高田初だという。座敷を取り払い、吹き抜けを再生した空間はイベントスペースとしても利用できる。
コーヒーは全て自家焙煎で、深煎りの「ディグディグブレンド」と浅煎りの「モグモグブレンド」の2種類を常時販売。コーヒー豆は200g1100円(税込み)。紙コップでのテイクアウトは1杯300円(税込み)。ほか、単一農園、単一品種のシングルオリジンコーヒーや期間限定のブレンドも販売する。
Tシャツや缶バッジ、マグカップといったウェルモのグッズや、大塚さんがセレクトした商品なども数多く並ぶ。
池端美穂副店長は、「大塚さんが選び用意したコーヒーをおいしくなるように焙煎している」。大塚さんは「コーヒーにも色々な種類があるんだと知って楽しんでもらえたら」と話していた。大塚さんは東京在住で今後、月に1、2回程度店に来る予定だという。
所在地 | 新潟県上越市仲町4−3−14(駐車場なし) |
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営業時間 | 11:00〜17:00 |
電 話 | なし |
定休日 | 火曜、水曜 |
https://www.facebook.com/digmogcoffee |