上越市野球協会が新球場建設を市長に要望

上越市野球協会(稲垣彰会長)は2018年10月15日、新潟県上越市戸野目古新田の総合運動公園内に野球場の新設を求める要望書を村山秀幸市長に提出した。

同協会は、学童からシニアまでの野球団体や高野連、中体連など14団体からなる。この日は稲垣会長はじめ各団体の代表者ら17人が市長を訪問した=写真=

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「どうしても新野球場が必要」

稲垣会長は「(高田公園野球場の)改修を続けてきたが抜本的な対策が必要。野球人口減少を食い止め、発展させるためにはどうしても新球場が必要」と訴え、要望書を提出した。要望書では、これまで市などが実施してきた陸上競技場の改修、県立武道館、上越市体操アリーナの新設などを挙げ「それに続くスポーツ環境の整備として新野球場の建設を」と求めている。

村山市長「時期的な約束はできない」

村山市長は「上越地域の野球のレベルを上げるための施設を考えねばならないときなのかもしれない。時期的な約束はできないが、皆さんの要望を受け止め検討したい」と答えた。

2度の改修に5億円 本年度も5千万円

同市には1949年建設の高田公園野球場があり、2011年度と2014年度に合計約5億円をかけて改修工事を実施している。2011年度には内野席や本部席を改修。2014年度には県高野連主催の公式戦を開催できるようにとの野球関係者の要望を受け、両翼を5m拡張したほかスコアボードを電光掲示板に交換している。野球場に隣接して「高田公園オーレンプラザ」が昨年整備され、ファウルボールが駐車場に飛んでくるようになり、市は本年度にさらに約5000万円をかけて、球場外側に防球ネットを設置する。

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