10月22日のダブル選挙正式決定 総選挙と上越市長選 野党再編も

衆議院が2017年9月28日、解散された。新潟県上越市では10月22日の総選挙に合わせて、上越市長選が1週間前倒しされたほか、希望の党の登場による野党再編で、新潟6区の民進党、共産党の候補者も対応に追われた。

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市長選1週間前倒しに

総選挙が10月10日公示、22日投開票の日程で行われることが決まった。これを受けて上越市選挙管理委員会は9月28日、臨時会を開き、10月29日投開票の市長選を総選挙と同日に実施することを決めた。上越市長選は10月15日告示、同22日投開票になり、1週間前倒しされた。

市選管は、2週連続で選挙を行った場合、費用や人員、会場の手配などの負担が大きいことなどから、同日選挙に変更した。上越市長選と総選挙のダブル選挙は今回が初めてとなる。

衆院選 新潟6区

新潟6区では、通算4期目を目指す自民党前職の高鳥修一氏(56)に、民進新人で元県議の梅谷守氏(43)が挑む構図で、共産党は新人で市議の上野公悦氏(67)を公認候補予定者としている。

解散にあたり民進党の前原誠司代表が希望の党(代表・小池百合子東京都知事)への合流を表明するなど野党再編の動きが急加速した。

民進党の梅谷氏が、希望の党の公認候補となるのかなどについては今のところ不透明だ。選対関係者によると28日夜、新潟市で開かれる民進党県連の常任幹事会での結論を受けて方向性を決めるという。

一方、共産党は志位和夫委員長が、希望の党公認候補に対抗馬を原則的に擁立する方針を表明している。新潟6区では、これまで民進党などとの野党共闘による一本化で立候補取下げも視野に入れてきたことから、上野氏の動向も注目される。

市議補選でトリプル選挙の可能性?

公選法では、市長選挙の告示日(10月15日)の10日前までに市議会議員の欠員があれば市長選と同時に補欠選挙が行われる。仮に共産の上野氏が総選挙に立候補して10月5日までに市議を辞職した場合には、市議補選が行われる。総選挙公示日の10月10日に自動失職した場合は補選は行われない。

上越市長選

上越市長選には3選を目指す現職の村山秀幸氏(68)と、元市議の中川幹太氏(42)、佐渡市在住の行政書士、後藤浩昌氏(56)が立候補を表明している。また元上越市長の宮越馨氏(76)の名前も取り沙汰されている。

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