柿崎区の和菓子店で黄色ブドウ球菌食中毒 「いも蒸しどら」自主回収

新潟県福祉保健部は2018年9月15日、上越市柿崎区馬正面の「御菓子処みやけ」で黄色ブドウ球菌による食中毒が発生したと発表した。上越保健所はこの店を9月16日から3日間、営業停止処分にした。原因となったのは和菓子「いも蒸しどら」で、自主回収を実施している。

和菓子「いも蒸しどら」
いもむしどら1

9月11日にいも蒸しどらを食べた1グループ4人のうち、3人がおう吐、腹痛、下痢、発熱などの症状を訴え医療機関を受診し、2人が入院した。上越保健所が調べたところ、このグループが保管していた和菓子や同店にあった和菓子などから黄色ブドウ球菌が検出され、この和菓子が原因の食中毒と断定した。患者は全員快方に向かっているという。

原因の和菓子は、いずれも9月6日に製造されたもので、自主回収を実施している。5個ほどが市場に流通しているとみられ、包装紙の賞味期限に「18.9.12」「18.9.15」「18.9.16」と表示されているものが回収対象となっている。