スパゲティがラーメンに変身!? 新潟県上越市本町3の高田まちかど交流館で2019年4月6、7の両日、イタリアの食などを楽しむイベント「本町イタリア村さくらBAR」が開かれる。注目は限定販売のスパゲティと鶏ガラスープを合わせた、スープパスタならぬイタリア風“ラーメン”「イタリアンヌードル」だ。
イベントは市内のイタリア料理店5店のオーナーシェフらで構成する「上越イタリア会」が、高田城百万人観桜会の関連イベント「高田本町お花見ウィーク」(4月1〜15日)にあわせて開催する。昨年まで歩行者天国となった商店街でイタリアンフェスティバルとして開催していた。今年は高田まちかど交流館が会場になり、イベントの目玉として同会代表でオステリアサカヅメ(西本町3)の坂詰幸雄オーナーシェフが考案した。
麺は一般的な乾麺のスパゲティを使用し、茹で方の工夫でもちもちとしたストレートの中太中華麺の食感に変貌させた。スープはあっさりとした鶏ガラベースで塩ラーメンに近いが、オリーブオイルの香りと隠し味のトマトエキスの風味が加わると、まさに“イタリアン”。
チャーシューは豚肉を焼いたイタリア料理の「ポルケッタ」で、巻いた豚バラ肉の中にあるアーモンドがアクセント。このほか、上越産の旬のトウナとはしりのトマトをトッピングし、彩りのよい春らしい一杯に仕上がっている。好みで、ブドウから作るイタリア特産のバルサミコ酢や海洋高校のサケの魚醤「最後の一滴」、オリーブオイルなどをかけて味わう。
同会メンバーで、企画したイベントリップ・カンパニーの清水剛社長は「思った以上にパスタがラーメンに近くなり驚き。スープは優しい味で、子どもやお年寄りにもお薦め」と話している。
2日間1日50食限定で、値段は1杯600円(税込み)。時間は6日が午前11時〜午後5時、7日が午前11時〜午後4時。会場では約20種類のイタリアワインが味わえるワインバーのほか、生ハム、チーズ、ブルスケッタ、パニーニなどのつまみやイタリアの物産品の販売、ピアノ演奏などもある。