上越海上保安署によると、2021年4月25日午前10時過ぎ、新潟県上越市八千浦のジェラ上越火力発電所東側護岸から約150m東の海上で、十日町市在住の会社員の男性(46)1人が乗るプレジャーモーターボートのエンジンが停止し、動かなくなるトラブルが発生。男性から救助要請を受けた同署の巡視艇たつぎりが出動し、ボートをえい航して救助した。男性にけがはなかった。
同署によると、男性は同日午前8時30分頃、上越市黒井の砂浜から出港し、場所を転々としながら釣りをしていた。同10時過ぎ、移動中に急にエンジンが停止し、陸に戻れなくなったため118番通報した。たつぎりがえい航し、午後0時過ぎに最寄りの岸壁だった直江津港中央ふ頭の岸壁に着岸。エンジンを確認すると燃料こし器が目詰まりしており、掃除後起動したため、男性は海上保安官同乗の上、ボートで出港場所まで戻った。
ボートは、総トン数0.2t、長さ約3.45m、幅約1.5m。
同署では「出港前の船体の安全点検と定期的な掃除を徹底してほしい」と呼び掛けている。