上越保健所は2016年10月8日、新潟県妙高市在住の家族3人が、有毒のイッポンシメジを食べて食中毒となり、医療機関を受診したと発表した。毒キノコによる食中毒は県内では今年初で、県は「毒きのこ注意報」を発令して注意を呼び掛けている。
同保健所によると、食中毒と断定されたのは、80代男性と妻の70代女性、孫の10代男性の3人。3人は7日午後6時頃、自宅で調理した味噌汁に、知人がシメジと間違えて採取してきたイッポンシメジを入れて食べたところ、おう吐の症状を示した。このうち10代男性が入院したが、3人とも快方に向かっている。
イッポンシメジはウラベニホテイシメジ、ホンシメジと混同されやすく、中毒例の多いキノコだという。