上越市板倉区の土木工事、管工事業「芳栄」が行き詰まり 負債7700万円

新潟県上越市板倉区吉増の土木工事、管工事業「株式会社 芳栄(ほうえい)」(資本金2000万円、従業員13人)が事業に行き詰まり、2017年1月31日付で事後処理を弁護士に一任した。東京商工リサーチ高田支店によると、負債総額は約7700万円が見込まれる。

「芳栄」は1973年(昭和48年)に創業した土木工事業者。上越市や地元建設業者からの受注を主体にし、2003年(平成15年)5月期には4億400万円を売り上げていた。しかし、公共工事の減少で受注は減少の一途をたどり、2010年(平成22年)5月期以降の売上高は1億円台で推移した。2013年(平成25年)5月期には約2000万円の赤字を計上し、脆弱な資金運営が続いていた。

今期に入り、公共工事の一段の減少で資金繰りが限界に達した。

芳栄(上越市板倉区吉増)