県立武道館の呼称を「謙信公武道館」に 上越武道連盟が市に要望書提出

新潟県上越市内の7つの武道団体で構成する「上越武道連盟」(永島義雄会長)は2018年8月27日、村山秀幸上越市長を訪問し、同市戸野目古新田の上越総合運動公園内に建設中で2019年12月に開館予定の「県立武道館」の呼称を「県立謙信公武道館」とする運動支援など、3点を盛り込んだ要望書を提出した。

村山市長に要望書を手渡す永島会長(右) 武道連盟要望1

同連盟はこれまで、武道館誘致に向けて4万人を超える署名集めに尽力するなど、武道館建設に向け精力的に活動してきた。「戦国の世に義を貫いた県を代表する武将、上杉謙信の故郷に建つ武道館」(同連盟)として、2017年には県に対し、施設の呼称を「県立謙信公武道館」とするよう、要望書を提出している。

今回村山市長を訪問したのは永島会長はじめ各武道団体などの関係者5人。武道館の呼称が「県立謙信公武道館」となるよう支援を求めたほか、武道館周辺に「謙信公広場」と上杉謙信、上杉景勝、直江兼続の3武将の銅像を建設するよう要望した。

上越市戸野目古新田に建設中の県立武道館(2018年8月27日撮影) 武道連盟要望3

要望書を受け取った村山市長は「(呼称は)愛称、ネーミングライツなど、これから詰まってくるが、県の考えがまだ決まっていない。地元に愛されるのが第一。(県に)話は伝える」などとした。

永島会長は取材に対し、要望した呼称や銅像について「上越市らしい目玉として謙信公を前面に出して武道館をPRする必要がある。上越のイメージアップに結びつく」と語った一方、武道館に関し、「市の動きが未だ見えない。市が積極的に動かないといけない」と苦言を呈した。

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