今年の上杉謙信役は村山上越市長に 謙信公祭実行委が要請

8月に開かれる第91回謙信公祭の実行委員会(山口弘司実行委員長)は2016年6月29日、村山秀幸上越市長に今年の謙信公祭で上杉謙信役を務めるよう要請し、村山市長は承諾した。昨年まではミュージシャンのGACKT(ガクト)さんが謙信役を務めてきたが、今年から謙信公祭は地元の祭りとして再出発する。

村山市長に謙信役を要請する山口実行委員長(左) DSC_6524

戦国武将、上杉謙信の遺徳をたたえる謙信公祭には、2007年放送のNHK大河ドラマ「風林火山」で謙信役を務めたガクトさんが同年に初出演。昨年までに合計7回出演し、毎回20万人以上の入り込みを記録している。実行委では、昨年の北陸新幹線開業と90回目を節目として、今年から芸能人のゲスト招へいなどを見直し、地元の祭りとして取り組むことにしている。

村山市長を訪ねた山口実行委員長は、13区にある出城での狼煙上げなど春日地区だけでなく全市的な住民主体の祭りにしていきたい意向を伝えた上で、「GACKTさんには感謝しているが、これからは地元主体の謙信公祭として盛り上げたい。最初は市長さんにお願いしたい」と要請。村山市長は「実行委の意向を尊重したい」と承諾した。

今年の謙信公祭は8月20、21日に開かれ、山麓線などでの出陣行列や春日山城史跡広場での川中島の合戦再現などが予定されている。

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