新潟県の花角英世知事と同県上越、妙高、糸魚川3市長との懇談会が2018年11月15日、上越市西城町3のデュオ・セレッソで開かれた。上越地域の現状と課題を共有した。
懇談会は、今年6月に就任した花角知事の意向を受けて始まった。県内30市町村を5つのブロックに区分。知事が各ブロックを順番に回り、地域の現状や抱えている課題などについて市町村長と意見交換するというもの。今年8月8日に新発田市や聖籠町、関川村など9市町村で構成する「阿賀北ブロック」で開催されたのを皮切りに、各ブロックで実施し、今回の上越ブロックで一巡した。
上越ブロックの懇談会には、上越地域3市から、村山秀幸上越市長と入村明妙高市長、米田徹糸魚川市長が出席。花角知事、高井盛雄副知事と約1時間10分にわたって懇談した。冒頭の花角知事のあいさつ以降は非公開で行われた。
懇談会後、知事と3市長が取材に応じた。懇談では、学校で支援を必要とする子供たちのために配置している補助員や、公共交通バスに対する費用の負担が増しているとして、支援を求める要望などが出されたという。知事は「一つ一つの課題の議論にかける時間が多く取れた。いずれも県が一緒に考えていかなければいけないテーマだと思っている」と振り返った。村山市長は「知事からは、それぞれのテーマについてお考えになっていること、他の地域で議論された課題にも丁寧に説明いただいた。お話させていただいたことは知事に受け取ってもらえたと思っており、いい機会だった」と話した。