地産地消複合直売施設「あるるんの杜」がオープン 大勢の客でごった返す

JAえちご上越が運営する地産地消複合直売施設「あるるんの杜」が2016年7月21日、新潟県上越市大道福田にオープンした。地場産食材を使った惣菜などを購入できるほか、併設レストランで料理を味わうことができる。初日から大勢の市民が訪れ、買い物や食事を楽しんだ。24日まで来場者プレゼントやイベントも開催している。

あるるん①

オープン初日となったこの日、午前10時の開店時には300人以上の人が訪れ、店内は人でごった返した。米粉パンのコーナーでは、季節の野菜をふんだんに使ったピザが人気で、飛ぶように売れていた。精肉コーナーでは、上越産の飼料米を食べて育った牛や豚の肉が並び、主婦らが1品ずつ慎重に品定めをしていた。

精肉コーナー
あるるん②

レストランに訪れた客は、地元食材を使った料理の並んだバイキングを楽しんでいた。8月以降には朝食プレート(500円)を提供される予定。バイキングの料金は、平日昼1500円(税込み)、平日夜は予約のみで、予算に応じてコース料理を受け付ける。土日祝日は昼夜とも1800円(税込み)。

レストランのバイキング
あるるん③

開店前には記念セレモニーが行われ、同JA経営管理委員会の青木克明会長や上越市の村山秀幸市長がテープカットやくす玉を割るなどして、オープンを祝った。

開店前のセレモニー
くす玉

同市五智1の主婦(41)は「米粉パンやお惣菜がたくさんあって驚いた。ケーキがおいしそうだったので買ってみた。子供と食べます」と話していた。

あるるんの杜は、同JAの直売所「あるるん畑」から約300m南に建設された。6次産業化の推進、農業所得の向上などを目的に、地場産の野菜や米などを使った米粉パンや焼き菓子、惣菜、精肉、ジェラート、ケーキなどを販売している。併設レストラン「六花の里」では、バイキング形式で季節の野菜を使ったナポリタンや天ぷら、サラダや漬け物などのほか、米飯や米粉うどんなどが味わえる。

営業時間は、惣菜などの直売所が午前10時から午後7時。レストランは昼が午前11時から午後3時。夜は平日が予約のみ、土日祝日は午後5時から同9時。朝営業の開始時期は未定。問い合わせは、あるるんの杜025-520-5515。

関連記事