「うみがたり」イルカ連続死の原因究明始まる 第三者検証委員会が初会合

新潟県上越市の市立水族博物館「うみがたり」のイルカがオープンから2年で6頭のうち4頭が死んだ問題で2020年8月7日、上越市教育委員会は第三者の専門家による検証委員会の初会合を、同市西本町4の直江津屋台会館で開いた。今後2回の会議を開催し、10月から11月頃に検証結果をまとめる予定。

イルカ連続死原因究明の第三者検証委員会の初会合
イルカ検証委員会

うみがたりでは2018年6月のオープン以降、昨年3月までにバンドウイルカ2頭と、今年に入って5月と7月に目玉展示だったシロイルカ2頭の合計4頭が相次いで死んでいる。

検証委員会の委員は、飼育、建築、水質の各分野を専門とする大学教授5人。委員長には鯨類の繁殖研究が専門の三重大学大学院の吉岡基教授が、副委員長には魚類や海洋ほ乳類のストレス研究などを専門とする日本大学生物資源科学部の鈴木美和教授が就任した。吉岡委員長は所属する三重大学で新型コロナウイルスの感染者が確認されたため、オンラインで参加した。

初会合で早川義裕教育長は「短期間にイルカ4頭を失い、何か不具合があれば検証し再発防止に努めることは設置者の最大の責務。徹底的にお願いしたい」と述べた。

会議は、指定管理者である横浜八景島の事業に関する内容であることや意思形成過程であるとして、冒頭以外は非公開で行われた。途中、委員らはうみがたりに移動して現地視察を行い、プールの形状やろ過装置といった施設の状況のほか、飼育や病理解剖の記録を確認し、飼育員からも話を聞いたという。

会議終了後、鈴木副委員長が報道陣の取材に応じ、「今日は現地視察による状況把握がメインで、水槽の構造や飼育環境など、それぞれの分野で気になる点を挙げ、関連するデータや資料の提供を求めたところ。個体にどんな負荷があったのかを中心に検証していく」と述べた。また委員の共通認識として、「水槽の狭さは問題ではないが、すべて屋外にあることが少し気になる」と話した。

次回の会合は9月上旬の開催を予定している。

イルカ4頭の死の原因究明が始まった上越市立水族博物館「うみがたり」
うみがたり外観

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