医療センター病院の基本構想案まとまる 現在地で改築 7月に市民説明会

新潟県上越市は改築予定の上越地域医療センター病院の基本構想案を2018年6月14日、上越市議会厚生常任委員会の所管事務調査で示した。現在地の南高田町で改築し、2025年度の開院を目指す。

上越地域医療センター病院
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同病院の改築に向けた検討では、地元住民の要望を受けて現在地の南高田町、上中田北部土地区画整理事業地内(上中田)、上越妙高駅北側の家具工場跡地(大和6)の3か所が建設候補地となった。同病院基本構想策定委員会(畠山牧男座長)は今年3月、「それぞれに一長一短があり、委員会として1か所に絞り込むには至らなかった」としつつ、財政面などを考慮して「座長としては、総合的に考えて現在地での改築を第一選択とした」とする報告書をまとめた。

これを受けて市は「現在地以外の移転改築は、さらに20〜30億円程度の事業費が必要で市民の理解を得ることは難しい」として、現在地での改築を決めた。改築にかかる事業費は、約74〜84億円と試算している。

基本構想案によると、改築後の新病院は現在地の南高田町に建設し、将来上越地域に不足すると推計される回復期と慢性期の機能の中核を担う病院とする。病床数は2002年に完成した南病棟の55床を活用し、新たに142床を整備して現在と同じ197床を基本とする。診療科は、内科(総合診療科含む)、外科、整形外科、リハビリテーション科、肛門外科、児童精神科に麻酔科を加えた計7科。

今後は、パブリックコメントや市民説明会を経て7月に基本構想を正式に策定した後、2019年度に基本計画を策定する。その後、2020年度に基本設計を、2021年度に実施設計を完了し、2021年度に着工、2025年度の開院を目指す。

基本構想案についてのパブリックコメントは6月18日から7月17日まで実施する。市民対象の説明会は7月4日午後6時30分から土橋の同市市民プラザで、7月7日午前10時から上越地域医療センター病院で開催される。

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