のどかな田園風景が広がる新潟県上越市牧区荒井の住宅街に2021年6月26日、フライドポテト専門店「ポテトヘッド」がオープンする。同区の建設会社役員を務める難波和也さん(37)と美穂さん(34)夫妻が運営し、自宅ガレージを自ら改装したアメリカンな店舗で、フライドポテトを持ち帰り限定で販売する。
2人が店作りを思い立ったのは昨年末。「から揚げ専門店はあるけれど、ポテトチップス専門店はないよね」という美穂さんのつぶやきをきっかけに、「近所の子供たちが気軽に立ち寄れる場所を作りたい」と、地元から商店が減っていくことに危機感を抱いていた和也さんが決意した。
当初はポテトチップスを販売予定だったが、提供時間などを考慮してフライドポテトに変更。ホクホク感があり、冷めても味が落ちにくいというフライドポテト(300円)と、別売りでチリソースや「バジルマヨ」など4種類のソース(50円)とケチャップ(30円)を用意した。
店舗は和也さんが友人と約2か月かけて改装。古き良きアメリカをイメージした店舗は、ブリキの看板や小学生の娘が作った置物などが飾られ、外壁に和也さんが描いたマスコットキャラクターと店名が目を引いている。店舗脇にはベンチも用意し、田園風景を眺めながらポテトを味わうこともできる。
和也さんと美穂さんは「子供だけで集まれる楽しい場所にして、地域に貢献できたら」「ドライブがてら寄ってもらい、コロナ禍で溜まったストレスを山に囲まれた風景でリフレッシュしてほしい」とそれぞれ話している。
店舗場所は東荒井の住宅街で、「東荒井」の看板から北に2軒目。営業は第2、4土日曜の正午から午後3時まで。11月頃まで営業し、冬期は休業予定。駐車場は、店舗前の路肩と歩いて2分ほどの空き地に約4台分ずつある。
最新情報は同店のインスタグラム(@potatohead1186)で発信中。