日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」の「ひとつになろう! ダンスONEプロジェクト2021」に新潟県上越市寺町3の上越高校ダンス部によるダンス動画が番組ホームページやYouTubeの番組公式チャンネルで公開された。校内をはじめ、高田城址公園や埋蔵文化財センターなどを舞台に躍動感に満ちたダンスを披露し、上越のピーアールにもつながる動画に仕上がった。
新型コロナウイルスの影響で活動が制限された全国の高校ダンス部を応援するという番組人気企画。テーマ曲、YOASOBIの「群青」にのせ、各校オリジナルダンスと“バブリーダンス”の振り付けで知られるカリスマ振付師、akaneさんが考案したダンスパートを踊った動画を投稿するというもの。全国の245チームから応募があった。
同校ダンス部は現在16人が所属する。コロナ禍で出演イベント中止などから日頃の成果を発表する場が激減する中、番組の企画を知り、応募を決めたという。
同部の外部コーチを務める地元ダンススクールのS.O.Pエンターテイメントダンススクールの酒井武さんの指導で今年7月から本格的に取り組んだ。夏休みは毎日集まり、撮影に向けて練習を積んだという。
撮影は校内の教室や廊下、体育館ステージ、中庭をはじめ、同校第2グラウンドである人工芝フルピッチサッカー場、高田城址公園の西堀橋、埋蔵文化財センターなどで行われた。西堀橋では東洋一と称されるハスなども映されたほか、動画後半のサッカー場の場面では部員のほか、サッカー部88人も登場。総勢104人による元気あふれる圧巻のダンスが披露されている。ドローンを駆使した映像も見どころの一つになっている。
3年の藤井千里部長は「部員全員が一丸となって練習し、最高の作品を作ることができた。みんなで一生懸命練習したダンスが一つの動画となり、YouTubeにアップされたことで、先生方や友達などから声をかけてもらい、とてもうれしかった。上越の魅力が伝わる場所で撮影を行ったので、ぜひたくさんの方に見ていただきたい」。同部顧問の五十嵐梨緒養護教諭は「プロジェクトへの参加で(部員の)ダンススキルも上がった。動画は完成度も高く、上越をピーアールするような満足のいくものとなった」と話した。
全国からの応募動画はakaneさんが映像監督となり、一つの映像作品が作られ、11月3日の番組内で公開される予定。