上越警察署は2019年8月20日、上越市在住の80歳代女性が何者かにキャッシュカード2枚をだまし取られ、50万円が引き出されたと発表した。被害に遭った女性は家電量販店を名乗る男からの電話で指示されたまま、自宅を訪ねてきた女にキャッシュカードを手渡したという。
同署によると19日午後1時前、女性宅に家電量販店を名乗る男から電話があり、男は女性に対し、カードが不正に使用されているという嘘の内容を伝えた。その後、警察を名乗る男から「あなたのカードの暗証番号も今のものでは危ないので、預金保険機構で預かり、21日に新しいカードを渡す。これから人を派遣するのでカードを渡してください」などと言われたという。
同日午後1時過ぎ、女性は自宅に訪れた女にキャッシュカード2枚を渡したところ、その後3回にわたって市内のコンビニエンスストアのATMで合計50万円が引き出された。
女の特徴は年齢30〜40歳位。身長145cm位の小太り。黒髪を後ろで束ねた髪型で白色シャツ、黒っぽいズボン、黒色のリュックサック姿だった。
女性が同日、身内に相談したことから被害が発覚したという。
同署管内では今年7月下旬、同じ手口での特殊詐欺被害が発生しており、70歳代の女性2人が計521万円の被害に遭っている。