新潟県上越市のえちごトキめき鉄道南高田駅に隣接する「中田原練兵場踏切」が2019年8月21日から約3か月間、拡幅工事のため車両通行止めとなる。同踏切を通る市道は高田市街地の東西を結ぶ主要道路の一つ。長期間の交通規制となるため、付近を通行する際は注意が必要だ。
踏切を拡幅し歩道を設置
同踏切でトキ鉄の線路と交差する市道中田原高田公園線は、高田市街地を挟んで上越大通りと山麓線を結ぶほか、途中には上越地域医療センター病院もあり、交通量が多い。しかし、踏切の両側に歩道はなく市立城西中学校や県立高田商業高校の生徒の通学路でもあることから、安全確保のため長年地域から拡幅工事の要望が上越市に出されていた。
今回の工事では、踏切の幅員を約4m広げ14.9mとし、このうち両側に幅2.5mの歩道を設ける。また踏切の前後の市道にも幅2.5mの歩道を整備する。踏切の工事は市から委託を受けたトキ鉄が行い、市道の歩道整備は市が実施する。事業費は約3億6500万円。
約3か月車両通行止め
工事に伴う車両通行止めは8月21日から11月30日までの約3か月間。市によると、市民生活に影響のある交通規制の期間をできるだけ短くするため、同様の工事よりも3週間程度、工期を短縮している。車両は通行止めとなるが、隣接して歩行者専用の仮設の踏切が設置され、歩行者のみ通行できる。
迂回路は?
上越大通りのセンター病院入口交差点または山麓線の中田原交差点から、トキ鉄の線路方向に進むと通行止めの踏切に行き当たる。迂回するには、上越大通りでは南本町2と高田新田の交差点から、山麓線では金谷山入口と中田原南の交差点から、それぞれ線路方向に向かう。
問い合わせは上越市道路課 025-526-5111。