上越市教育委員会は2018年1月30日、昨年10月に酒気帯び運転で検挙された40代の学校教育課の男性係長を停職5か月の懲戒処分にしたと発表した。2015年度から3年度連続で同市の職員が飲酒運転により検挙されたことになる。
市教委によると男性係長は昨年10月27日夜、市内の飲食店で同僚と飲酒した。ビールをジョッキ3杯とグラス1杯の赤ワインを飲んだ後、自家用車を駐車しているコインパーキングに戻って車内で仮眠をとった。飲酒から約6時間経過した後、帰宅するために自ら自家用車を運転したところ翌28日午前4時前、巡回中の警察官から職務質問された。呼気検査で1リットルあたり0.175mgのアルコールが検出されたことから酒気帯び運転として検挙された。
男性係長の処分内容は市役所内で組織する懲戒審査委員会(委員長・土橋均副市長)で審査を行い、市教委が最終決定した。
男性係長のほか、管理監督不適切として50代の同課男性課長と40代の男性副課長を文書注意、50代の男性教育部長を口頭注意とした。
野澤朗教育長は「2015年以降、市職員による度重なる酒気帯び運転を受け、再びこのような事件を起こしてしまい、市民の信頼を損ねたことに心から深くお詫び申し上げる。職員には飲酒運転根絶のための具体的な行動をとるよう直ちに指導した。市民の信頼回復に向け、誠心誠意努めていく」とコメントを発表した。
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