全議員にタブレット端末 来年度から上越市議会が導入

上越市議会は、来年度(2016年度)からタブレット端末を導入することを決めた。

タブレット導入は、客観的なデータに基づく議論が促進されることや、情報共有、紙の資料の削減による経費節減などを目的としている。

同市議会では昨年、議会運営委員会がすでに導入している埼玉県所沢市議会を視察するなど検討し、今年に入って業者を招き全議員対象の勉強会を開いてきた。2015年11月2日の議会運営委員会で導入を決めた。

今年5月、全議員を対象に開いたタブレット勉強会の様子
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この日示された案では、端末は2年リースで、年間のリース料と通信費の合計は1台当たり約7万1000円で、各議員の政務活動費を充てる予定。来年6月ごろにタブレット端末を導入し、32人の議員が活用しながら操作方法や機能などをマスターし、翌2017年度から文書をグループで共有するなどの機能を備えたソフトウェアを導入し、本格的に議会審議で活用する計画。

今後、行政側との調整などを行う。

県内では柏崎市議会も来年度からのタブレット導入を決めている。