上越市国府4のラーメン店で食中毒 チャーシューからウェルシュ菌

新潟県県福祉保健部は2015年11月5日、上越市国府4の「中華そば立川」でウェルシュ菌による食中毒が発生したと発表した。県は同店を5~7日の3日間、営業停止処分にした。県は食中毒の原因を、同店で1日に提供されたチャーシュー入りラーメンと断定している。

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県は2日午前10時頃、上越保健所管内の医療機関から「下痢、腹痛といった食中毒のような症状の患者1人を診察した。患者は前日に、6人で飲食店を利用しており、他の5人も同様の症状を示している」と連絡を受けた。

同保健所は、1日に同店で食事をした191人のうち、連絡の取れた11人に聞き取り調査を実施。11人全員が同日午後7時頃から下痢、腹痛の症状を起こしていたという。このうち8人に検便を実施したところ、5人の便からウェルシュ菌が検出された。また、同店の調理従事者1人の便と、食品残品のチャーシューからもウェルシュ菌が検出された。患者は全員回復している。

県によると、ウェルシュ菌による食中毒は肉類や魚介類などを使用した煮物で起きやすいという。防止するには、食品を10度以下もしくは65度以上の環境で保存する必要があるという。

同店は日頃から、チャーシューとなる煮豚を、提供する前日から一晩にわたって常温のたれにつけ込み、翌日に未加熱の状態で提供していたという。県はこの調理過程で、チャーシューにウェルシュ菌が増殖したとみている。