現金620万円をだまし取られる 妙高市の70代男性が特殊詐欺被害


妙高警察署は2022年1月12日、新潟県妙高市に住む70代男性から特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の届け出を受理したと発表した。被害総額は現金620万円。

発表などによると男性は昨年12月17日、自身のスマートフォンで「利用料金の支払い確認が取れていない」などと金融会社を名乗るメールを受信した。指定された番号に電話をかけたところ、「あなたの電話番号が詐欺事件で使われている」「電話機の具合が悪いのでサポートセンターに作業してもらう必要がある。手数料や作業料がかかる」「あなたも詐欺の加害者になっており、損害賠償請求を起こされる。サイバー保険に入れば返金できる」などと言われて信じ込み、12月17日から同28日までの期間、金融機関のATMから指定された複数の口座に50〜150万円を7、8回にわたって振り込んだという。

その後、相手と連絡が取れなくなったことから不審に思った男性が警察に相談。詐欺被害に気付いた。