妙高市にイカ刺しや塩辛の冷凍自販機登場 工場直販価格で販売

新潟県妙高市東陽町の魚介類加工業「丸尚」(長井清一社長)はこのほど、冷凍イカの刺し身や塩辛などが工場直販価格で買える自動販売機を設置した。いずれも自然解凍するだけで食べられる。

「丸尚」東陽工場に設置された冷凍自販機
丸尚自販機3

冷凍自販機は本社工場から東に100mほど離れた同社の東陽工場敷地内に、2021年12月14日設置した。新井東部工業団地の幹線道路沿いにあり、写真入りのラッピングが施されているので目に付きやすい。

冷凍自販機で販売されているイカの加工品
丸尚自販機ラインアップ2

イカの刺し身(1500円)は10人前がパックされている。1人前ずつフィルム包装してあり、必要な量だけ解凍して使える。イカはソーメン状に切ってあるため手間がいらず、常温で2時間ほど解凍するだけで食べられる。イカ塩辛は、ユズ胡椒、ユッケ風もある。ほかにイカオクラ、つぶ貝辛ジャンがある。80~100g入りで各200円。工場直販のため、市価よりも30~40%安いという。

同社は北海道、青森、石川などで水揚げされたスルメイカを中心に1日最高1万2000杯を加工しており、業務用として東京や大阪などの都市圏、東日本などに販路を広げている。

自販機設置について、同社の長井拓真常務は「当社の製品は上越市や妙高市であまり販売していないので、人材確保の面からも地元の方々に『丸尚』の存在を知ってほしかった」と話す。

長井社長は「5月には冷凍ずしを発売したい。コロナ禍での新しい生活様式への変化も視野に入れ、いろいろな新しい分野に挑戦していきたい」と話している。

◇「丸尚」公式サイト
http://marusyou-niigata.com/

自販機が設置された東陽工場