参院選の投票所入場券に誤り 上越市の有権者2万3875人分

上越市選挙管理委員会は2016年6月20日、参院選(7月10日投開票)の投票所入場券に誤った投票場などを記載して配布したと発表した。誤った投票所などが記載されているのは同市の有権者の14.4%にあたる2万3875人分にのぼるが、市選管では入場券の再発行は行わず、正しい情報の周知徹底を図るとしている。

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安塚、浦川原、大島、柿崎、大潟、頸城、吉川、中郷、板倉、清里、三和、名立の12区の2万3875人分で、このうちほとんどが誤った投票所が記載されているが、投票時間が誤っているケースもある。

市選管では本年度、選挙システムの改修や機器の更新を行ったが、今回の投票所入場券を印刷する際に不具合が生じため、予備的なシステムから印刷した。予備システムには古い投票所のデータが入っていたが、受託業者が管理しており、市選管で確認できないまま印刷されたという。投票所入場券の配達が始まった6月17日に市民から問い合わせがあり発覚した。

市選管では、投票現場での混乱を避けるため入場券の再発行は行わず、対象となる有権者にチラシを配ったり、行政無線などで周知徹底を図るとしている。市選管では「お詫びするとともに、しっかりと周知徹底したい」としてる。

入場券の記載に誤りのあった投票所などの一覧は市のホームページに掲載されている。