迫力のスキージャンプ台を間近で見学 妙高高原赤倉シャンツェでツアー初開催

新潟県妙高市関山の妙高高原赤倉シャンツェで2025年9月6日、スキージャンプ台の見学ツアーが行われた。参加者は普段立ち入れないスタート地点などから、選手の目線を体感した。

普段は入れないスタート地点などを見学したツアー

ツアーは全国でも数少ないジャンプ台を観光に活用し、ウィンタースポーツに興味を持ってもらおうと、妙高ツーリズムマネジメントが初めて企画。7日に開かれる「ミタカカップ第25回妙高サマージャンプ大会」に合わせて実施し、県内外から16人が参加した。

スターティングバーに腰掛ける参加者

ソチ冬季五輪団体銅メダリストの清水礼留飛さんの父親で、複合選手として長年国体などで活躍した清水久之さん(65)が、選手らしか入れないスターティングゲートや着地地点を案内。助走のスピードが時速80kmにまでなることや、スタートから着地まで約100mの高低差があること、急に見える助走路の傾斜は36度ほどだということなどを紹介。参加者は熱心に耳を傾け、スターティングバーに腰掛けたり、眺めを撮影したりと満喫していた。

選手が飛び出す様子を間近で見学した

この日は妙高サマージャンプ大会の公式練習日でもあり、スキー界のレジェンド葛西紀明選手(53、土屋ホーム)らもジャンプ。助走路の真横で勢いよく飛び出していく様子を見学した。

参加者たちにあいさつする葛西選手(左)と清水さん

市立新井小3年の女児(9)は「高いところからの景色が奇麗だった」と喜び、40代の母親は「選手が飛ぶのを間近で見られて迫力がすごかった。(助走路が)ほぼ直角に見えたけれど、思ったより角度がきつくなくておどろいた」と話していた。

着地後の滑走路の「ラーメン状マット」と言われる特徴的な素材を体感

ジャンプする雰囲気を味わった

大会は7日午前8時競技開始、午後1時頃表彰式の予定。

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