新潟県上越市の高田城址公園で開かれる「第100回高田城址公園観桜会」(2025年3月28日〜4月13日)の開幕に向け、園内ではぼんぼりの設置作業が進められている。
上越観光コンベンション協会によると、期間中は支柱の上に取り付ける「立ちぼんぼり」、柱と柱の間につるす「つりぼんぼり」、桜の木を照らす電球など、約3000個で園内をライトアップし、会場を彩る。今年は開催100回記念ということもあり、協賛企業が増加。企業名入りの立ちぼんぼりは前年より約100本増えたという。
立ちぼんぼりの設置作業は11日から開始した。今年はまず、支柱を設置する前に除雪作業を行った。作業関係者は「2月の大雪で、除雪に手間がかかった。除雪しながらのぼんぼり設置は10年に1度あるかないか。今年は設置本数も多く、作業人数を増やした」と話す。
18日午前は「高田の夜桜」と記されたメインとなる特大ぼんぼりを取り付けた。極楽橋脇に4人で2基を設置した。1個約40kgあるぼんぼりに支柱を差してくぎを打ち込んで固定し、4人がかり持ち上げて固定。柵に番線をくくりつけるなどの作業を進めた。
毎年立ちぼんぼりの設置作業を行う北嶋工業(同市下新町)の下山田智明作業主任(61)は「ぼんぼりの設置で『春がきたな』という思い。100回記念でぼんぼりは例年よりも多いが、今週いっぱいで設置したい。壊れやすいものなので、細心の注意を払い取り付けていく」と話していた。