高卒者に対する差別的な発言など度重なる失言が問題となっている中川幹太上越市長は、2024年9月30日の定例記者会見で、失言を繰り返さないように専門家から受けていた指導が終わったことを明らかにした。「他者への配慮、思いやりを学んだ」として、今後は「自助努力で研さんしていく」と説明した。
中川市長は今年6月の市議会で、市内に工場のある大手化学メーカーの従業員について「多くは工場勤務で高校を卒業したレベルの皆さんで、頭のいい方だけが来るわけではない」などと発言。失言は以前から繰り返されてきたことから、今回はコミュニケーションについて専門的な知識のある人に依頼しアドバイスを受けることにした。通算5、6回ほどのレクチャーを受けたという。
レクチャーの成果について「他者への思いやり、配慮、言葉の選び方を学んだ」と中川市長。「これまでの不適切発言にはそのようなことが欠けていた」と振り返り、「人前で話すこと全般に大いに勉強になった」とも話した。
「あかじゅうじ」!?
この日の記者会見で中川市長は、赤十字を「あかじゅうじ」と言い、職員に訂正された。中川市長は、日本赤十字社上越市地区長を務めている。
▼定例記者会見の動画