新潟県上越市のふるさと納税で、板倉区産の棚田米がもらえて、同区で田植えや稲刈り体験ができる返礼品がある。同市では、返礼品を受け取ってもらうだけでなく、同市を訪れるきっかけを提供し、関係人口拡大につなげようと取り組んでいる。
新潟県と地域経済活性化に向けた包括連携協定を結んでいる楽天グループ(東京都)と上越市、板倉区中山間地域農業振興会による企画。
楽天グループは地域創生事業に取り組んでいる。2021年に、関係人口創出などを図る連携協定を新潟県と第四北越フィナンシャルグループの3者で結び、2022年には長岡市とも締結。昨年、上越市にも打診があり、10月には板倉区で社員が稲刈りを体験した。
ふるさと納税の返礼品は、同区の棚田で栽培された2024年産米がもらえるほか、同区寺野地区で、5月18日に実施する田植えと9月15日実施予定の稲刈りに参加することができる。寄付額は米5kgが1万円、30kg(定期便)が6万円。
体験する場合は、自己負担の交通費のほか、諸経費として中学生以上2000円、小学生500円が必要。
「楽天ふるさと納税」ポータルサイトから申し込める。