新潟県内に再びインフルエンザ警報発令 シーズン2度の発表は初

新潟県福祉保健部は2024年3月14日、県内の定点当たりのインフルエンザ報告数が警報基準の30を超えたとして、今シーズン2度目となるインフルエンザ警報を県内全域に発表した。県によると、一つのシーズンに警報が2度発令されるのは、現在の発生動向調査となった1999年以降、初めて。

3月4〜10日のインフルエンザの定点当たり報告数は全県で31.79で、前の週の18.27から1.7倍に増えた。13の保健所管内別では上越が最も多く61.28で、次いで佐渡が51.67、新潟市が38.46だった。

主に秋から冬にかけて流行するインフルエンザは、今シーズンは流行のピークが早く、昨年11月に新型コロナウイルス流行前の2019年1月以来約5年ぶりとなる警報が発令された。今年に入って報告数が減り警報は一旦解除されていたが、再び増加した。小中学生の感染が多く、学校などでの集団発生も報告されている。

県は発熱やせきなどの症状がある場合は外出を控えることや、手洗いの徹底など基本的な感染対策の徹底を呼び掛けている。